私が理科専科として初めて勤務した時、恥ずかしながらタブレット使用時の注意点について再度子供たちに指導しませんでした。
なぜなら、使い方くらい知っているだろうと思っていたからです。
そうして起こるのは、危険な使い方をしてガミガミ叱る私…授業も進まないし悪循環です。
というわけで、それから私が指導していたタブレットの使用法について述べていきます。
基本的に
1、両手で胸の前で持つ。
→落下防止のため。
2,タブレットを持って走らない。
→落下防止のため。
3,タブレットを持って水たまりの上をわざと超えたりしない。
→落下(略
4,先生に言われたものしか撮らない。(友達も撮らない)
→肖像権?と、撮った写真に落書きをしていじめに繋がるのを防止するためです。
5,遊ぶ目的で触らない。
→当たり前ですが、授業内で使うときは遊びはナシです。
6,基本的には引き出しの中にしまっておく。
→机の上は狭いです。高価なタブレットを落とさないようにするためも、重要視していました。
使い方
例えば、4年生の植物の一年を追って観察させるとき、(サクラの木)
・遠くから一本の木を撮る。
・詳しく観察したい、花が咲いている一本の枝
の二本を撮らせていました。
特に二点目に関しては、その後観察カードに書かせるので、自分でスケッチしやすいように撮ることを指導していました。
(なので、校庭に出る前に「このように取るといい。このように観察カードに書くから」と伝えておくといいです。)
写真を撮るのに観察カードにスケッチさせる意味はあるのか
私は、大いにあると思います。
細かいことに気付くには、対象物をじっくり見ることが大切だと思います。
描くためにはじっくり見ることが必須です。
その中で気づくことはたくさんあると思います。
「うまい、下手は関係ありません。見たとおりに描いて、気づいたことがあったら、メモを残しておいてね。」
と伝えていました。
(5年生ではメダカの孵化までの様子を観察させますし、6年生ではミジンコを観察させるのでやっぱり繋がっているんですよね。)
最後に
タブレットを使用することで、とても便利になりました。
しかし、写真を撮って終わりでは味気ありません。
「見る、触る、聞く、匂いをかぐ」
理科の授業では大事になってくることです。
写真を撮るためにせっかくフィールドに出るのなら、五感(四感)も大事に育てていきたいですね。
悩んでいるときに読むと大変勉強になる本
悩んだとき、こちらの本を読んで指導法など大変参考にさせていただきました。
初任や、理科の授業に自信のない人は持っていて損はない一冊です!!!!
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