6年では、植物分野で光合成と、気孔の観察を行います。
今回は、私が行っていた光合成の実験方法について紹介します。
光合成
年度初めにジャガイモの苗を育てはじめます。
しかし、最悪ジャガイモを育てなくても大丈夫です!
校庭にアサガオはありませんか?
アサガオ、アジサイの葉でも代用できますし、校庭にある木の中で柔らかそうな葉であれば大抵うまくいきます!
(ツバキの葉は肉厚なのでお勧めしません…)
後は、専科となると時間割の制限(本当は晴れた日の午後に行いたい)が出てきますが、わたしは次のように対応していました。
1,晴れた日の3,4時間目に行う
3.4時間目に行うだけでも反応が(顕著ではありませんが)出ました。
2,晴れた日の午後に取って置き、速攻冷凍庫に入れる
授業の日が雨予報だったりすると、実験自体行えません。
そのような場合は、晴れている日に葉を回収し、冷凍庫に入れて保存していました。
(間違えて野菜室などに入れてしまうとでん粉がなくなりますので注意!)
その場合ですが、せいぜい一週間を目途に実験してください。
↑日がたつとこんな感じでヨウ素液に反応しているかどうかよくわからない感じになります。
(もう少し脱色してもよかった例)
また、叩き染めの方法もありますが、私としては、エタノールで葉の脱色をしてヨウ素液につける実験のほうが楽でした。
脱色してデンプン反応を見る場合
1,葉が入るチャック付き袋に葉を入れる。
(ジップロックじゃないもので)
2,その袋の中にエタノールを入れる。
私は安全性のために、消毒用エタノールを使用していました。
なんとなく、手についたときに焦らなくてもいいからです笑。
ジャガイモの葉ぐらいの大きさなら20~30mLぐらいで大丈夫です。
3、中の空気を抜いてチャックを閉める。
4,90℃よりもう少し低めのお湯を入れた保温容器(カップラーメンの容器)に3の袋を入れ、アルミホイルをかぶせ(保温のため)、10分ほど待つ。 やけどに注意
この時、気化するエタノールが出てきて袋が膨らむ可能性があるので、沸騰したお湯は使わない。
また、袋のふくらみを抑えるために、3の時点でできるだけ空気を抜きます。
5,時間がたったら、袋から葉を取り出し、キッチンペーパーで優しく拭いて、ヨウ素液に浸す。
この時のヨウ素液は、少し濃いめくらいで使用していました。
↑上が日光を遮断した葉、下が日光を浴びさせた葉
最後に
この実験は、下手すると全部教員が準備をすることになります。(日を遮断する葉、たっぷり日光を浴びさせる葉の準備)
しかし、正直そのほうが時間通りにに進められて楽です。
あと、うまくいったりいかなかったり、天候等にも左右されますが、気にしない!
私は、うまくいかなかった場合、どうしてそうなってしまったのかを考えさせていました。
実験って、必ずしもうまくいくわけではなく、失敗から成功に繋げていくものですし。
自分の負担を少なくするのも大切だと思うので、ある程度手を抜いて行いましょうね。
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